肱川あらし

2003年11月19日
瀬戸内海、伊予灘に吹き出す
霧の突風。

ナショナルジオグラフィック ’03_11
(文・中田隆一 広島地方気象台防災調査官)

夜から翌日にかけて晴天で風のない夜、放射冷却によって盆地に霧が発生する。それが、朝の帳があけやらぬうちから、川面の霧が集まり、早さを増し、谷を一気に下る。

下流になるほど、V字の地形が狭くなり、河口付近では橋を渡る女性のマフラーをばたつかせ、長い髪が乱れてなびく。

これらの霧は、畑地をうるおし、豊かな冬の実りを育てる。

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